FC2ブログ

Home > スポンサー広告 > 頻闇、広がるは赤。(後編)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Home > スポンサー広告 > 頻闇、広がるは赤。(後編)

Home > 眼鏡×御堂 > 頻闇、広がるは赤。(後編)

頻闇、広がるは赤。(後編)

頻闇、広がるは赤。(前編)続き。
メガミド眼鏡告白の数日後設定。
重度のヤンデレ御堂さん。眼鏡報われない。死ネタ。微グロ。ミドメガ風味。

かなりの真っ暗小説なので苦手な方は回れ右推奨。







「お前など、早く死ねばいい。」

瞬間、奴の目が大きく見開いた。
それと同時に響く鈍い音。
グサリ、と音と共に肉を刺す鈍い感触が手に伝わる。

「み…ど、う………?」

何が起こったか理解出来ないという表情。
自らの腹に刺さったナイフを見てもなお、信じられないという顔をして私を見ている。

両手足を拘束され、秘所にはバイブを入れられ奴自身には枷を付けられ…その上傷だらけの躰。

そして、今私に刺されたという事実が信じられないという顔をして此方を見ている。

ああ、なんと不様で滑稽なことか。

私から全てを奪った男。奴から今度は私が全てを奪ってやった。
こいつは私が望むなら何でもすると言っていたが、流石に私に刺されることは予想していなかったのだろう。

今、目の前で何も出来ずに驚愕の表情をしていることこそがその証。
結局、私に罰を受け苦痛を与えられることですらこの男には喜びになっていた。
ただ、殺されることだけは望んではいなかっただろう?
それとも…それすらも受け入れる覚悟があったのだろうか。

でもまあ、そんなことは最早どうでもいい。

私は、お前のその顔が見れただけで………満足だからな。

「…ぐ…ぁ」

刺された箇所が痛むのだろう。奴は小さなうめき声を上げた。
そういえば、先程から響き続けるバイブの振動音が厭に耳障りだ。それにふと気付きおもむろにバイブと中心に付いた枷も取ってやる。
直後、奴の躰はびくりと震え中心から僅かながらに蜜を漏らした。

「この状況でも感じるとはな…信じられん。」

酷く軽蔑した目で奴を見る。奴をこんな状態にしたのは私だが最早奴に慈悲などかけてやる気など毛頭ない。

両手の拘束も解いてもらおうというのか、奴は先程の私も声など全く聞こえていなかったようにただ必死に縛られた手を動かした。

「あぁ…抜いて欲しいのか…?」

「…っ……あっ…」

何か言いたげな目で私を見たが、さほど気にも止めずに私は奴に刺さったナイフを思い切り引き抜いた。

「っぐあああ…っ!!」

悲鳴と共にグチュリと生々しい音が響く。
辺りには赤い液体がビシャリと飛び散った。
引き抜いたナイフから滴り落ちる赤、赤、赤………。

その時ふと、あれほど気持ち悪いと思っていた奴の血を綺麗だと思った。

ドサリと奴の躰が崩れ落ちる。そこからは大量の血が滲み出てじわじわと水溜まりのように広がっていく。

刹那、息も僅かにある程度の奴の躰がピクリと動いた。
腹を抱えこむようにして横になった奴の躰をまじまじと見つめる。
何かまだ、言いたいことでもあるのだろうか。

「なんだ。言いたいことがあるのなら聴いてやるぞ。」

どうせこれが最後だろうからな。

奴にはもう私のことなど見えていないのだろうが、その瞳でなお、私を見ようとしていた。
必死になって口を動かし何かを言おうとしているが、その口からは空気が洩れただひゅうひゅうと音がなるのみ。

「…………す……………き………」

口の動きと、耳を凝らしてやっと聞きとれたか細い声は奴が最後の力を振り絞って発したものだったろう。
しかし、それを聞くと同時に全身に悪寒が走った。

ー気持ち悪い

「私はお前など、大嫌いだ。」

情けなどなくそう吐き捨ててやる。

それきり目を閉じ動かなくなった奴の躰。そこからはただ赤い血が流れ出るのみ。
じわりと床に広がった赤を両手でそっとすくい取ってみる。
まだ温かく人の温もりのあるそれ。

温かい………そして………

「綺麗だ。」

ポタ、ポタ、と手から滴り落ちる赤。私から何もかも奪った男から私が全てを奪った証。

「く…くくくっ………」

自然と笑いが込み上げてくる。
ビシャリ、と両手を床に付いた。床に溜まった血が顔や躰に跳ね返る。

「くっ…くくく………ははははははっ………!!」

込み上げてくる笑いを最早止めることなど出来なかった。

私を監禁し凌辱し地位も名誉もプライドも全て奪いさった悪魔のような男。
今目の前で息も無く横たわっている男にかつての面影など微塵もない。
私に刺されてもなお、最後私を好きだといった。馬鹿な男だ。私からお前への感情など、憎悪の念でしかなかったというのに。最後の私の言葉は、奴に聞こえていただろうか。

しかし、これでもう終わりだ。お前に怯え暮らすことも、目の前にいるだけで憎いと思うことも無くなる。

そして…………………




























お前が私のもとから去ることもー…


「愛しているぞ、克哉」





ポタリ、と
掲げた手から頬にが一滴、落ちた。
スポンサーサイト

Home > 眼鏡×御堂 > 頻闇、広がるは赤。(後編)

Recent Comments
Recent Trackback
Search
Meta
Links
Feeds

Page Top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。