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覚め遣らぬ悪夢5

眼鏡×御堂

これで覚め遣らぬ悪夢は完結です。
最後は「は!?」ってなるかもしれませんすいません。




気がつくとベッドの上にいた。
うっすらと思考が覚醒していく中、辺りを見回す。

「ここは…」

白い天井に大きめの窓。そこから射し込む朝の光が妙に眩しく感じられる。

自分の姿を見るとちゃんと寝間着を来ていた。拘束され陵辱された跡など何処にもない。
いつもの、朝の風景。そう、ここは私の部屋だ。
これは………あの悪魔のような男に出会う前の日常…………。

そうだ、私は自分の手であの男の首を絞め、逃げ出したのだ。
そしてまた、いつもの日常を手に入れた。あいつに恐怖し屈辱にまみれることなど、もう二度とない………!
そこには、かつて自らにのし掛かっていた重たい感情など何処にもなかった。
少しばかりの吐き気を感じたが、それもすぐに治まる。あの日々が嘘のように躰が軽く、とても清々しい気分だった。

何故あんなにも恐怖し怯えていたのだろう。それと共に、とてもどす黒い感情を抱えていた気がしたが、そんなことはもうどうでも良かった。

自らの手で日常を取り戻した。
あの悪魔のような男から。

窓から射し込む朝の光と共に何処からか鳥のさえずりが聞こえた。
そういえば、今日は会社は休みだったではないか。
もう少し寝ていよう…。
再び目を閉じ、うとうとと眠りに入ってゆく。
まどろみの中、言い様のない心地よさを感じていた―…






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ガタン、と物音がし目が覚めた。
何事かと躰を起そうとしたが、ガチャリと音がし、何かに阻まれてそれは叶わない。
ハッと気が付いた時、自分の今の状態に愕然とした。

部屋の天井は白、大きめの窓もあり今自分はベットの上。
しかしカーテンは閉められ外からの光はシャットアウトされ部屋中薄暗かった。
衣服は一切身に纏っておらず、両足首は縄で拘束されている。両手首も、後手で拘束されており、自由に動かすことは出来なかった。
そして先程、上体を起すことを阻んだものの正体。

「………っ…」

それは、無機質な金属製の首輪だった。
ひやりとした冷たさを感じるそれは、鎖でベットの頭の部分に繋がれていた。
そうだ、私は………

段々と思い出してくる。先程感じた言いようのない心地よさは、みるみるうちに重たく黒い感情へと塗り替えられていった。
ズキズキと全身が痛む。それはあの男から受けた度重なる陵辱の証。
一瞬でも抱いた希望は全て、深い深い絶望へと変わっていく。
それに伴い、猛烈な吐き気が沸き上がってきた。それは、夢の中で感じていたものとまったく同じ………。

ガタン、とまた物音がした。ふと音がした方に目を向ける。
すると部屋にはスーツ姿の男が入ってきた。
スーツ姿の男は部屋に入ってくるなり、鎖に繋がれた男を見下ろす。

「いい子にしてたか、御堂」

そう言って男が浮かべた表情は、酷く不気味で、狂気に満ちていた。
その表情を見た瞬間、御堂の心に一つの確信が生まれる。




―ああ、こいつは悪魔だ




心を覆うのは深い深い闇と、絶望。
逃げることなど出来ない。悪魔から逃れるすべなどないのだと。
その時ふと、夢の中で感じた心地よさを懐かしく思った。















-END-



夢から覚めた夢
 冷め遣らぬ悪夢

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