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所有-所有の証

俺は今、ペットを買っている。
プライドが高く気高い印象のあったこいつも、今では俺の命令を素直に聞く従順なペットだ。

今日はこいつに首輪を買ってきてやった。
少し光沢のかかった銀色の首輪。薄紫の瞳とよく似合う。
首に付けてやれば、違和感を感じたのか怪訝な顔したが、ポンと頭に手を当て撫でてやれば、嬉しそうに微笑んだ。
サラサラとした髪の毛を撫でれば、気持ちが良いのか眼を細め、頭を擦り寄せてきた。
その行動が愛しくなり、腕の中に抱き寄せる。
昔よりだいぶ細く華奢になった身体。今は、ワイシャツを一枚着ただけの格好だ。
昔本人が着ていた物だが、今のこいつには大きくてだぼついていた。
そして、白くきめ細かい肌に映える銀色の首輪。
首輪にはオプションのようなもので鈴も付いてきた。
煩いかと思って付けるのは止めようと思ったのだが………
せっかくなので付けてみようか。
首輪に鈴を付けてやる。
そうしてまた抱きしめると、気にいらなかったのか腕の中で身動ぎした。

「…うー…」

「…どうした?」

手を離してやれば、こいつはフラフラと立ち上がった。
そしておぼつかない足取りで2、3歩歩くと、その場でピョンと跳び跳ねた。

「御堂?」

振動でリン、と鈴が鳴る。
その音が気にいったのか、御堂はその場で数回跳ねた。

シャン、シャン、シャン。
跳び跳ねる度に鈴が鳴る。
何度か跳ねた後、バランスを崩したのか御堂は後ろに倒れ尻餅をついてしまった。
背中が後ろにあったテーブルに当たり、置いてあったコップが倒れた。
ガシャン、とコップが床に落ち割れる音がする。

「あ………」

「大丈夫か…!?」

そう言って御堂に近付くと、怒られると思ったのかビクリと身体を震わせた。
そっと肩に手を当てれば、御堂の身体の震えが伝わってきた。
恐る恐る俺を見上げながらも怯えている。
怒られたり、また前のように酷いことをされると思っているのだろうか。

「大丈夫だ、酷いことは何もしない」

俺は、床に散らばったコップの破片を片付け始めた。

「………っ」

破片で指を少し切ってしまい血が出たが、これくらい大したことはない。
ひと通り片付け終わって御堂のほうを見れば、へたりと座りこんだまま、まだ不安そうに俺を見ている。
俺と目が合うと、御堂は慌てて目線をそらした。

「大丈夫だと言っているのに…それともお前は、そんなに俺にお仕置きされたいのか?」

「…っ!?………や」

嫌だと一生懸命首を振る姿が可愛くて、思わず笑みが溢れてしまう。

「…うぅ…ぁー…」

今だに不安そうな表情をしつつ、何か言いたいのか御堂は口を動かしている。
もどかしくなり、言いたいことがあるなら早く言えと俺が言うと、御堂は慌てて答えた。

「あっ…さ、えきっ…ごめん…ごめ、んなさ…い……」

今にも泣きそうな顔でそう言われてしまえば、逆に嗜虐心が煽られ、虐めて泣かせてやりたいとも思ったが、今回は止めることにした。

今はもっと、別の方法で泣かせてやろう。

「いい子だ。おいで…」

泣きそうな顔の御堂に向かってそう言えば、やっと怒られないとわかったのか、よたよたと四つん這いで俺の前まで近付いてきた。
よしよしとまた頭を撫でてやれば、ぎこちなくなりながらも御堂の方からギュッと俺に抱きついてくる。
恥ずかしいのか、下を向いて顔を埋める御堂に上を向かせ、そっと額にキスを落とす。
そして右頬、左頬にも。

「もっとして欲しいか」

そう問えば、ほんのり赤みがかった顔で恥ずかしそうに目を背けながらも、コクンと頷いた。
片手で御堂の頬に触れると、御堂は何かに気が付いたかのように俺の手を見た。
御堂の視線の先に目をやれば、それは俺がさっき怪我した指で。
自分のせいだと責任でも感じているのだろうか。また不安そうな顔をする。
そして、俺の怪我した指をペロリと舐めた。

「そんな事しなくても、大丈夫だから」

そう言うと、御堂は何故かシュンとなってしまった。
………?そんなに責任を感じているのか?それとも………

「そんなに俺に何かしたいなら、お前が身体でしてくれればいい」

「………!」

意味を理解したのか、顔を赤くしてふるふると首を振り逃げようともがく御堂の唇に、さっきの続きだと言ってキスをした。

かつてのこいつを知っている人間が見たら、今のこいつは別の生き物だと思うだろう。
だが俺はそれでも良かった。全く違うように見えても、かつて持っていた美しさは変わらない。
そして、俺の所まで墜ちてきた。俺は手に入れたのだ、こいつの全てを。
こいつは俺の大切な、大切なペットだ。絶対に手放しはしない。これから一生………

「お前は俺のモノだ」

逃がさないように、腕の中のそれをギュッと抱きしめる。
リン、と鈴の音が響いた。


END-所有の証



まさかの溺愛END


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