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所有-BESTEND後ルート3

気がつくと、そこは一面真っ白の世界だった。
辺りを見回しても何もない、誰もいない。
上も下も右も左も、ただただ真っ白な空間。
何処だかもわからない不思議な空間で、何故か心は凄く安らいでいた。

私は…死んだのだろうか。
生きているのか、死んでいるのかもわからない。
ほわほわとした不思議な感覚を感じる中で、ふと頭に浮かんだのは佐伯のことだった。
そういえば、佐伯と会ったのはいつだったろう。
ついさっきの事のようにも思えるし、物凄く昔の事のようにも思える。
最後に見たのはどんな表情だったか、思い出そうとするのによく思い出せない。
私がいなくても、あいつは自分一人だけでも仕事をこなし何とかやっていくのだろう。
そう考えた時、心が少し重くなった気がした。
あまり、考えたくない………。
そこで、佐伯についての思考を一端停止する。
まるで何かに優しく包まれたような感覚がする、この真っ白い不思議な空間。
とても居心地が良かった。ずっとこのまま、ここにこうしていたい。
優しく、包まれて………
そこでまた、何か違う感覚がよみがえった。
この感覚…前に、何処かで………

(さ、えき………?)

口にした声は音にはならなかったが、そこでまた佐伯の存在を思い出す。
佐伯が私を抱きしめた時の優しい手、温もり…。
途端、それが凄く懐かしいものに感じた。
そうだ、そういえば…私は…
もうすぐ、佐伯のいる会社に着くところだったのだ。
あの角を曲がればもうすぐというところで、私は…事故…に…?
会社は今が一番大事だという時期なのだ。
早く帰って仕事をしなければ、それに…あの懐かしい温もりをまた感じたい。
佐伯の顔が見たい。思い出したくても、よく思い出せない。佐伯に会いたい…。
早く、早く…こんな所に一人いるわけには…………!

そこまで考えたところで、はたと思い立つ。
私は居なくてもよいのではなかったか。
私は……………



next→そうだ、私が居なくても佐伯は一人でやっていける。
next→それでもやっぱり私は…佐伯に会いたい。
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