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あるのは痛みと苦しみと

メガミド。御堂さん視点。陵辱期後、眼鏡が好きだと伝えた後の話。

※暴力的表現有、ダーク、ヤンデレ、微ミドメガ


私にはもう何もなくなってしまった。
今まで努力して築いてきた地位も名誉も何もかも奪われ、プライドはズタズタに踏みにじられた。
あれほどまでに私を苦しめ続けた男が今度は私を好きだと言う。

馬鹿げていると思った。何もかもが。
好きならば何をしても赦されるとでも思っているのか。
受け入れられるわけがない。今さら、それで私にどうしろというのだろうか。

佐伯は私を解放した。
そうして何もなかったことにしようとした。
都合の良い話だ。
佐伯にとってはそれで終わりに出来ても、私にとっては簡単に終わりに出来るものではない。
確かに私は解放を望んだ。しかしあまりにも遅すぎた。
長い間監禁され続けた私の身体は弱りきり、精神もまた弱り摩耗していた。
これから先どうしろというのか。何も考えられない。考えたくない。
この男は私を貶め陵辱し心までボロボロにした。
そうして私から何もかも奪い取った後でようやく与えられた自由。
今までの暴君ぶりが嘘のように謝罪の言葉を述べる。
悪魔のような男が、今さら善人にでもなったつもりか?
下らない。ヘドが出る。馬鹿馬鹿しい。
心底憎いと思った。
あれだけのことをしておいて最後には都合よく私から逃げようとするこの男が。

「…っ」

目の前の男を思い切り殴りつけた。鈍い音と共に手に伝わる感触。
避けようとすれば避けれるのに、この男は甘んじてそれを受けている。

「……何故避けない」
「…あんたがそれで気がすむなら、いくらでも殴ればいい」

そう言われた途端、一瞬にして怒りが込み上げてきた。
あれだけのことをしておいてこいつは今更何を言っているんだ?
まだ私を馬鹿にして嘲笑っているのか?

「偽善者めっ…」
「…ぐっ!」

憎しみを込めてもう一度奴を殴りつければ、今度はドサリと床に倒れた。
切れたのか口の端からは血が滲んでいる。

「それなら…私に何をされても甘んじて受けるというのだな」

そうしてまた佐伯の身体を傷つける。
こんなことをして何になるのか。
私はこれで満足するのだろうか。
わからない。もう何も考えたくない。
まともな思考などとっくに擦りきれなくなっていた。

佐伯の頬は赤く腫れ、鼻からも血が垂れていた。
それでも決して抵抗しない。
苛立ちが…収まらない。

何故こんなにも苛立つのだろう。
お前が私を好きだなどと言わなければ、こんなに苛立ちを覚えることもなかったかもしれない。
お前が私を好きだなどと言わなければ、私はお前を憎んだままでいられたのに。
憎い、憎い、憎い。

抵抗しない奴の手足を縛り拘束した。
侮蔑の言葉を吐き裸の身体に鞭打ち殴りつけた。
そしてバイブやローターで奴の身体に強制的な快楽を与えた。
それでもなお、奴は耐え続けた。
これであんたの気がすむなら…と。
佐伯がそう口にする度に苛立ちは募る一方だった。
床にうずくまる奴を見下ろせば眉根を寄せどこか哀しげな目で私を見た。

「…っ」

哀れんでいるのか?同情でもするつもりか…!?
気がつけば私は佐伯の首を両手で締め付けていた。
心を埋め尽くす重くどす黒い感情。
怒り、憎しみ。佐伯が憎い。私は、こいつが………。
憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、痛い、痛い、痛い、痛い痛い苦しい苦しい苦しい苦しい………………っ

助けてくれ

「…み…どう…さ……」

佐伯が私の手を握り苦しさにうめく。
私は更に首を締める手に力を込めた。

「もう遅すぎたんだ。何もかも」

君は私の全てを奪った。壊れてしまった、私は…。
心に渦巻くこの感情も全て佐伯のせいだというのなら。
せめて、胸を締め付けるこの感情には気付かないまま、終わらせてやる。
憎しみに支配されたまま手に力を込める。佐伯は何かを言おうとしている。
わからない。わかりたくもない。

「…っ……な…」

奴は必死に何か言おうとしていた。
呼吸も儘ならないまま何とか絞り出された一つの言葉。

「…泣…いて…いる…の…か………」

刹那、自らの頬を伝うものが何であるかに気付かされる。
奴が心底憎いと思った。
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