FC2ブログ

Home > スポンサー広告 > name of...2

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Home > スポンサー広告 > name of...2

Home > 眼鏡×御堂 > name of...2

name of...2

 name of...続き。

御堂さん視点です。切なめ。





目が覚めるとベッドの上だった。額には冷や汗をかいており、頬には涙がつたっていた。心なしか息も荒い。
試しに身体を動かし少し声も出してみる。身体も動くし声もすんなりと出た。
あぁ夢か…とそこで安堵の息をもらす。
しかしなんとリアルな夢か。それでいて女々しい夢を見てしまったのだろうと自らに嫌悪感を覚えてしまう。

佐伯の下で仕事をし始めてから早数ヶ月。会社の経営は順調に波にのり、ここ最近は仕事がかなり立て込んでいた。
そのためろくに休みも取れず、佐伯とした会話と言えばほとんど仕事上での話のみ。今日やっと休みが出来たので、昨日は佐伯が私の部屋に泊まりに来た。
よほど疲れていたのか、珍しく奴は着替えもしないままソファーで眠ってしまっていたのだ。

常に完璧主義者のように見える奴も、こうゆう所はずぼらなのだなと、少し微笑ましく思いつつ、寝ている佐伯に毛布を掛けてやり私も眠りについた。

最近佐伯とはろくに会話もしてなかったからあんな夢を見たのかとも思ったが、それにしても………

「酷いな…。」

やや自嘲気味に、思わずそう呟いた。
あれはまるで、昔佐伯に置いていかれた時のような………

はっと気がつくとソファーに寝ていた佐伯の姿がなかった。ベッドから降り、部屋中を探してみるが姿がない。

何処かに出かけたのだろうと思ったが、急に得体の知れぬ不安が押し寄せてきた。
時計を見るとちょうど朝の6時を過ぎたところだった。
今日は休みなのに…こんな時間に起きて何をしに出かけるというんだ…?

夢の中での不安と今の状態とが重なる。あれは夢でこれは現実だ。そう自分に言い聞かせるのに嫌なことばかり考えてしまう。

あいつが私を捨てて出ていくわけがない。会社も一緒でましてやあいつは社長で…。ただ目が覚めて外に出たくなったとか、自分の家に帰っただけとか、いろいろ理由は考えられる。何も不安になることなどない。

それでも…容姿端麗なあいつのことだ。他の人間に告白されていたっておかしくはない。そしたら私を捨てるかもしれない。其れでなくとも、ただ単に私に飽きてしまっていたら?嫌われていたら?

嫌になって愛想を尽かして出て行った………?

そこまで考えてはた、と思考を止めた。
こんな下らないことを考えても仕方がない。私は佐伯を信用していないのか?

下らない。馬鹿馬鹿しい。

そう思うのに、心の中に渦巻く不安は広がっていくばかりで。

「くそっ………。」

いつまでも思考が晴れない自分に段々腹が立ってくる。それなのに、一度溢れ出てしまった不安を止めることはできなかった。
昨日佐伯は、明日はせっかくの休みなのだから二人で過ごしましょうと言ってくれていた。だからいなくなるなんてことはない。
いろいろ考えている間にもう十分が経過してしまっていた。

こんな時間に何処をほっつき歩いているんだ。早く帰ってこい。佐伯………。




→next
スポンサーサイト

Home > 眼鏡×御堂 > name of...2

Recent Comments
Recent Trackback
Search
Meta
Links
Feeds

Page Top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。